フィットネスゲームJoggleの今日までの歩み

2023/6/8

現在弊社では、その場ジョギングをしながらプレイできる世界初のフィットネススマホゲーム、その名も"Joggle" (ジョグル) を開発中です。

今日は、Joggleの今日までの歩みを振り返ってみたいと思います。


以下の記事は動画にまとめてYouTubeにアップロードしましたので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

バージョン1.0


当初Joggleは、RPG要素のない純粋なフィットネスゲームとしてスタートしました。

このバージョンのコースは直線のみで、まだキャラクターの方向を変える機能を搭載していませんでした。

スマホ画面の前でその場ジョギングをするだけでゲーム内のランナーを動かす事ができるという、全く未知のプレイ体験です。

果たしてそれが本当に可能なのか、このバージョン1.0の開発期間は、その検証のためにほとんどの時間を費やしました。

その結果、スマホカメラに映るプレイヤーの動きを検知して、ゲーム内のキャラクターを走らせることに成功しました。

方向転換に対応


次に取り組んだのは、キャラクターの方向転換です。

キャラクターは決められたコースの上ではなく、フィールドを自由に走り回れるようになりました。

まだオープンワールドと呼べるような広大な地形を開発する余裕がなかったので、数キロ四方の無人島をフィールドに使用しました。

試しにその島にウサギを放ってキャラクターで追いかけてみたところ、予想以上に面白いことに気づきました。

その事が、モンスターと戦ったり仲間にしたりという、その後のバージョンで実装されていく機能に繋がりました。

モンスターの導入


上述のモンスターと追いかけっこをする思いがけない楽しさを、正式にゲームに導入することにしました。

走りが早くて後ろ姿が印象的なモンスターが欲しいという思いから、飛べない鳥型のモンスター「カケコッコ」が誕生しました。


次に、モンスターと戦闘する機能を導入しました。

フィールドで敵モンスターに遭遇すると、戦闘シーンに切り替わります。

ただしこの戦闘システムは、最新のバージョンでは採用されていません。

最大の欠点は、モンスターと戦うたびに画面が切り替わることで、ジョギングとしての連続性が失われてしまうことでした。

オープンワールド化


当初の小さな島を舞台にしたままでは、毎日同じコースを巡ることになり、あっという間に飽きてしまいます。

1回のプレイの中で長距離を移動するこのゲームにとって、オープンワールド化は必須でした。

ただ、このゲームは一般的なゲームとは異なり、プレイ中に頻繁にフィールドと地図を見比べる事ができません。

見知らぬオープンワールドに放り込まれても迷子になってしまいます。

そこで、全プレイヤーの頭にあらかじめ入っている地図を利用することにしました。それは、現実世界のこの地球です。

地球の大陸や島の地形をそのまま導入し、およそ10万件にも及ぶ世界の主要な街をそのまま配置しました。

とはいえ、地球の縮尺をそのまま使用すると、隣の街に辿り着くのも容易ではありません。

できれば本格的なジョギング習慣のないプレイヤーにも、カジュアルに隣街まで辿り着く喜びを味わってもらいたいです。

そのため、このゲームでは約1/10サイズの地球を採用しています。


オープンワールドで戦う


上述の通り、初期のバージョンではモンスターと遭遇するたびに戦闘シーンに切り替わっていました。

オープンワールドでの疾走感を維持するためには、画面を切り替えずにシームレスにモンスターと戦闘する必要があります。

ただし、モンスターが現れるたびにプレイヤーが一体ずつ倒す必要があると、ジョギングに集中できません。

そのため、雑魚敵はお供のモンスターたちが倒してくれて、プレイヤーは強力なモンスターだけを相手にすれば済むように調整しました。

運動履歴の記録


プレイ中の走行履歴はすべて保存され、グラフで確認することができます。

概算のカロリー消費量も表示されますので、室内でできるお手軽ダイエット方法を探している方はぜひご活用ください。


今後の展望


捕まえたモンスターが進化する機能や、より強力で多彩な敵を導入し、ゲームとしての楽しさを追求していく予定です。

ジョグルの今後の発展に、ぜひご期待くだださい!

Unity開発に参加させてください!!


Vitalify Asiaでは、Unityによる先進的な技術を使用したアプリを日々開発しています。

ゲーム開発、AR/VRアプリ開発、2Dイラスト制作、3Dモデリングを得意としています。

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